彼女はキレイで私は不細工だった日
自分仕事の時は、とにかくすぐ動けるような格好でなければならない。
汗だくで髪を振り乱してやるお仕事。
ま、患者さんの搬送なんですが。。。
そんな私が、先日患者さんを搬送していた時、お見送りに来た女性の方とお会いした。
う。。。。めちゃくそキレイ。
黒髪ストレートに、ヒール靴、ちょっと細目のスラックスにジャケット。
耳と首と指にはキラリと光る綺麗なアクセサリー。
ってか、そもそも顔が小さくて、小動物のようなめちゃくちゃ可愛らしい顔。
そこにスタイル抜群ときて、長い髪の毛をフワッと。フワッとね。
我にかえると、雑に一本に結んだ髪。
汗ばんだシャツ。
チノパンに少し毛玉がついている。
足元は、砂だらけのスニーカー。
それに加えてチャック全開。。。
そして、寝ずの移動で、風呂に入っていない状態。すっぴんだし、肌も飛行機のせいで乾燥しまくりボロボロ、唇がさがさ、アレルギーが出て鼻かみすぎて鼻真っ赤。
はぁ。この差って。。。
自分がその人の隣に立つのが恥ずかしくて仕方なかった。
ここまで自分がみすぼらしく見えた事はない。
きっと彼女も、なんだこいつ!?と思ったであろう。
私も客観的にみて、こいつ大丈夫か!?と思うもん。
普段ちゃんとしたらきれいにできるんだ!
あたしだって、仕事だからこんな格好なんだ!
ちゃんと寝てたら、化粧のノリだって違うんだ!!
と心の中で叫びながらお別れをつげた。
あんなに綺麗で、ひゃぁっ素敵。
と思わされたこは久々の事だった。
でも、ちょっとイイ刺激になった。
世の中、めちゃくちゃ綺麗な人は多い。
顔のきれい可愛いはもはやどうしようも無いけど、きれいに見せる、かわいく見せる事なら誰でも出来る。
自分磨き、もっと頑張ろうと心に誓ったひとときでした。