sexandtheyokohamacityの徒然草

冒険し続ける人生を生きたい私の壮大でちっぽけな日常

スチュワーデス同窓会

私は以前、外資系航空会社のスチュワーデスをしていた。

 

その同期とひさびさに再会。

やはり元すっちー、40歳間近、しかも子供2人産んだと思えない女子としての完成度で相変わらず綺麗。

 

私たちはとある航空会社の三期生で入った。当時は20人も居なかったよな。

今となっては200人くらいも日本人がいるらしく、やはり私たちの居た時代とは違うな~。

今やスチュワーデスが高嶺の花では無くなっている、ぶっちゃけハードルはだいぶ下がったのではないかなと思える。

そんな時代に働けていた事にすごく誇りを感じます。

 

そんなこんなで、10年ほど前の話だからみんな状況は色々変わる。

私の同期はすでに結婚して二児の母。

専業主婦で子供の送り迎えで往復する毎日だそう。

私たち国際線CA組は、当たり前のように世界中飛び回っていた為、普通の主婦には正直向かない。

いつも外に目がいってしまう。

英語のキラキラした環境にどうしても魅力を感じ、求めてしまう。

結婚して家庭にはいったん入るが、また外に出たくなるのが我らの性です。

 

といいつつも、何が出来る?となった。

そらそうだ。容姿端麗と英語が話せるが募集要項だった頃に雇われただけに、特にこれといって何か出来るわけではない。

キャバ嬢と同じやん!状態。いやいや、キャバ嬢程のトーク術は持ち合わせていない。

逆に変なプライドがある厄介者ですよ、私たち。

 

よく元スチュワーデスはマナー講師とかになっている。英語を活かした仕事?んなもんあるがな!だって、英語話せるってだけで、レベルもそこまででは無いし、何か出来ることプラスアルファで英語があればいいが、英語だけだと単なるコミュニケーションツールの一つにしかならない。

使い物にならないんですよ、我ら元スチュワーデス組。

 

テレビの世界のような玉の輿にのってセレブ生活をしているのなんてごく一部。

普通の人が結局は多いから、普通のサラリーマンと恋愛結婚してるパターンが主。

ただただグルメやブランドには異様に詳しくて、海外行くのが当たり前だから少しお金はかかると思う、ほら、やっぱり厄介なんです元スチュワーデス。

 

無駄に舌がこえて、おじさま達にいいもん食わせてもらって、プレゼントの嵐で、とにかくイイ思いだけはしてきた為、感覚は確実に人とずれているハズ。それでも普通の人と結婚してなんとかスリ寄せていっている。

友達は旦那を自分に寄せてきているらしい、けど結局お金の問題で生活レベルはだいぶ下げたと言っていた。

 

決してスチュワーデスの給料は高くない。

お金があるわけではないのだ。

でも、お金がある人の仲間に入れて貰える仕事だから、セレブを味わってしまった痛い女に成り下がってしまう。

 

とにかく、華やかな世界を一度味わうと、その蜜をまた舐めたいと思うのです。

 

じゃぁどうする?

課題ですね。

結婚して子供産んで、一度社会から離れた人たちは一体どこに戻ればいいのだろう。いや、どこに戻れるのだろうか。

やはり勉強したもんがちなんじゃないかなと思う。特に女は。

 

私は看護師になった、こうなることを予想していたから。

賢い選択だったのではないかと思う。

けど、果たしてそれが一番やりたかったことか?と言うと違う。プライドももてる、やりがいも感じれる、けど生きるためにの選択でとった資格である。

 

生きるためにする仕事は正直したくない。

たぶんほとんどの人がそうなんだと思う。

 

そしていま、私無職。そしてバツイチ。

死んだように生きている。

 

仕事せずに子育てに追われ、働きたいけど何も出来ないと焦っている友達を見て、十分じゃないかと思った。家庭を築くと言うことは何者にも変えられないすばらしい事だ。

 

家族作りに失敗し、大好きだった仕事も同時に失ってしまった自分。

そして現在燃え尽き症候群で何もしていない自分に焦りと負い目を感じた。

 

やはり、同窓会はいいものだ。

昔話も楽しいし、輝いていた頃の自分も思い出せる。新しい情報も入ってきて刺激になる。自分の置かれている立場も客観視できる。

 

来年、何か変えて行かなくちゃなと決心した日でもありました。